【気になった一文】『質問7つの力』を読んで、日本では「狭める質問」が有効ではないか?と思った話

どうもアラサー男子オスギです。
年始から読書ばかりしています。
読んだ本の一冊『質問7つの力』(著 ドロシー・リーズ、訳 桜田直美、ディスカヴァー・トゥエンティワン社)の中で出てきた一文がなんとなく気になったので、それについて深掘りしていこうと思います。

 

気になった一文は
「的確な答えを見つける為には、まず的確な質問をしなければならない」

 

この一文について考えていくことで、自身の就職活動の面接の場面を思い出し、日本がハイコンテクストな文化である事、そして日本において有効な質問は「狭める質問」ではないかと思いました。
そんな事を書いていこうと思います。

 

 

気になった一文



『質問7つの力』には「質問」についての様々な効果が書かれています。
質問する事で、答えを導き出すことができたり、人をその気にさせたり、考えさせたり、と。

 

そんな中で気になった一文は
「的確な答えを見つける為には、まず的確な質問をしなければならない」
です。

 

意味としては読んで字のごとくです。
自分の欲しい情報や回答が欲しい時には、それに即した質問をしないと、的確な情報や回答は得られないということです。
まさにその通りですが、実生活においては的確な質問をすることをして、的確な答えを得る事はなかなか難しいものです。

 

その場面の一例となぜ難しいのかについて書いていこうと思います。

 

 

就職活動・転職活動での面接にて



社会に出て働いている人であれば、一度は経験があると思いますが、就職活動や転職活動で行われる面接について思い出してみてください。
自分が求職者の際、面接官から「自己紹介・自己PRしてください」と、自身について聞かれることがあります。
この質問をされた時にどのように答えますか?

 

単純に「自己紹介」を自分に当てはめると、
私は日本人です。趣味は読書・筋トレ、特技はピアノが弾けることです。
そして、自分はシスジェンダーのゲイです。
と答えることができます。
自己紹介の答えとしては間違っていませんが、就職活動・転職活動の面接という場での自己紹介としては適切ではありません。
就職活動・転職活動の面接で面接官が知りたい事というのは、どのような事が能力や強みがあり、自社で働いた時にそれらがどのように発揮されて、成果を出せるのかどうかという事です。

 

面接官の知りたい事、つまり適切な回答を得る為に「自己紹介・自己PRしてください」と質問する事は的確な質問ではないという事です。

 

 

日本はハイコンテクストな文化であるという事



先ほどの面接の例ですが、単純に面接官がもう少し具体的に質問をすれば、問題は解決すると自分は思っています。
ただ、そのような場面に自分は出くわした事がないです。
海外で就職活動・転職活動をした事がないので、日本以外の国でも同様の質問がされているのかどうかわかりませんが、日本の面接でこのような質問がされるのには「ハイコンテクストな文化」である事が要因の1つとしてあげられると思います。

 

「ハイコンテクストな文化」という言葉を初めて目にする方もいらっしゃると思うので、簡単に説明します。
「ハイコンテクストな文化」は言わなくても伝わる文化です。
阿吽の呼吸だったり、その場の空気や相手の表情・話し方で相手が言わんとすることを汲み取って、コミュニケーションを行います。
逆に「ローコンテクストな文化」もあり、それは言わなければ伝わらない文化です。
何でもかんでも言葉に出して伝えるコミュニケーションのことです。
詳しくは下記記事を参考にしてみてください。
参考記事:【コンテクスト】「言わなくても伝わる」文化と「言わないと伝わらない」文化。ハイコンテクストとローコンテクスト。

 

日本は他の国と比べて、圧倒的に「ハイコンテクスト寄りな文化」です。
その為、一字一句詳細に言葉に出して説明しなくても、相手が行間を読み・空気を読み・自分の言わんとすることを汲み取ってコミュニケーションしてくれるだろうと、期待しています。
これが、就職活動・転職活動で「自己紹介をしてください」という質問が出てくる理由ではないかと思っています。
面接官からすると、就職活動という面接の場で「自己紹介をする」という事は、自分の強みを話し、それが会社でどのように活かされて、どのような成果につながるか話すだろうと期待しているという事です。

 

事実、このコミュニケーション方法で日本という国は成り立っているので問題ないといえばないですが、勘違いが起こることもあるだろうなとも思っています。

 

 

有効なのは「狭める質問」ではないか?



せっかく質問をして自分の欲しい回答を求めようとしているのに、その質問が的確でないと全くの見当はずれな質問となってしまいます。
日本が「ハイコンテクストな文化」であるという事実を元に考え、質問者と回答者の勘違い起こさずに、適切な質問をする為にどうすれば良いかと考えた際に、自分なりに出した答えは「狭める質問」です。
この「狭める質問」ですが、先ほどの面接の場面においては面接者側・求職者側のどちらが行っても効果的ではないかと思っています。

 

①面接者側
「自己紹介してください」と言ったけれども、「具体的に何を知りたかったのだろうか?」と自問する。
そこでたどり着いた答えを元に質問する。
この「具体的に何が知りたかったのだろうか?」が「狭める質問」にあたります。
この質問をしてたどり着いたのが、下記の質問となります。
「あなたの強みを教えてください。そしてそれが自社でどのように活かされて、どのような成果につながるかについても教えて下さい。」
と質問する。

 

②求職者側
「自己紹介してください」と言われたけれども、答える事が多くあり、面接官の求めている回答を答えられるかわからないから、自己紹介でもどのようなことを回答すれば良いか、面接官に聞いてみる。
「自己紹介でご説明する事はたくさんありますが、御社にとって大切な事にのみ絞って言及した方が有意義な面接になるかと思います。具体的にどのようなことをお伝えすればよろしいでしょうか?」(←これが「狭める質問」です)
と聞いてみる。

 

どちらも、元の「自己紹介してください」という質問の回答を狭める為に行った質問になります。
この「狭める質問」を行うことで、的確な回答を得ることができるようになると思います。
つまり、この場面では「狭める質問」というのが「的確な質問」であったということです。

 

 

まとめ



日本という「ハイコンテクストな文化」では、相手に様々なことを期待してコミュニケーションを行われることが多いです。
その為、質問自体が広範囲に回答できる質問になりがちになってしまいます。
そんな中でも的確な回答を導き出す方法として、「狭める質問」が有効ではないかと思いました。

 

実際に「狭める質問」は有効だと思いますが、「狭める質問」をすることで、その質問を受け取った人によっては、「この人空気読めない?」「意味を汲み取れない人だ」と思われる可能性もありますが、、、

 

ではでは

 

オスギ

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