【コンテクスト】「言わなくても伝わる」文化と「言わないと伝わらない」文化。ハイコンテクストとローコンテクスト。

どうもアラサー男子オスギです。
自分はデンマークに1年間、タイに3年間住んだ経験があります。
この4年間で様々な国籍の人と会ってきました。
コミュニケーションする際に使用していた言語は英語ですが、話をする人の国籍によって、「言わなくても伝わる」と「言わないと伝わらない」人がいることを学びました。
そのことについて書こうと思います。

 

 

日本人とは言わなくても伝わるハイコンテクスト文化

 

日本人は「言わなくても伝わる」文化です。
このブログを読んでいる人の9割以上が日本人だと思うので、説明しなくてもこのことについては伝わると思います。

 

 

いわゆる「察する力」が強いわけです。
阿吽の呼吸
などとも言われます。
簡単にいうと、相手が事細かに全てのことを口に出して言わなくても、その人が思っていることがわかる力が強いです。
なので、コミュニケーション中に曖昧な表現が多くみられたり、直接的な表現が少なくなります
そして言われた通りの言葉だけで解釈するのではなく、文脈から意味を汲み取ることが必要になってきます。

 

 

このようなコミュニケーションをとる文化を「ハイコンテクスト文化」と言います。
これは国ごとに特徴があり、日本、中国、サウジアラビア、エジプト、スペイン、イタリアなどが当てはまります。
ちなみにその中でも日本はダントツでハイコンテクスト文化の強い国と言われています。

 

 

言わないと伝わらない文化ローコンテクスト文化

 

ハイコンテクスト文化とは逆に「言わないと伝わらない文化」もあります。
これを「ローコンテクスト文化」と言います。
ローコンテクスト文化ではコミュニケーション中に、直接的表現を用いる事が多く、事細かに言葉に出して説明をします。

 

 

この「ローコンテクスト文化」を持つ国はドイツ、デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、アメリカ、フランスなどが当てはまります。

 

 

この国の人たちとコミュニケーションをとると、ズバズバと物事を言ってきます。そして、全てのことを言葉に出すので、その言葉だけで理解できるように説明されます。

 

 

ちなみに留学していたデンマークは、「ローコンテクスト文化」の強い国で、さらにデンマークに留学してくる学生の多くがドイツ人であり、彼らはデンマークよりもさらにに「ローコンテクスト文化」の強い国でした。

 

 

相対的に考える

 

この「ハイコンテクスト文化」と「ローコンテクスト文化」ですが、相対的に見ます。
どういうことかというと、例えば、日本人と中国人はどちらもハイコンテクスト文化が強いです。
ただ、日本人の方がハイコンテクスト文化が強いため、世界的に見て中国人はハイコンテクスト文化は強いですが、日本人の視点から中国人を見るとローコンテクストだなと感じます。

 

 

逆も然りです。
ドイツはローコンテクストが一番強い文化といわれています。
そのため、彼らがデンマーク人を見るとハイコンテクストと感じます。

 

 

 

実際にデンマーク留学中にあった出来事

 

留学中、同じ寮には多くのドイツ人が住んでいました。
他にはフランス人、スペイン人、イタリア人、アメリカ人、ポーランド人、スロバキア人などなど。
ハイコンテクストと言われるイタリア人もいましたが、相対的に見るので、日本人からみると全員ローコンテクスト文化の人たちです。

 

 

そんな中で生活していて、このコンテクストの違いを感じる出来事がありました。
それを紹介していこうと思います。

 

 

ルームメイトのイタリア人、ドイツ人、フランス人、そして自分の4人で、自分の家のリビングでお茶をしていた時です。
窓を開けてお茶をしていました。

 

 

その日は風が強い日でした。
窓が開いていて、風が入ってくるので、自分は「寒いなー」と思いながらお茶を飲んでいました。
自分、寒さに弱いので窓を閉めたかったのですが、自分の位置からだと窓を閉めにいけませんでした。

 

 

なので、「It’s very windy today, isn’t it.」(今日、ムッチャ風強ね)と言いました。
これで窓しめてくれるだろうと無意識的に思っていました。

 

 

ただ、そこで帰ってきた返答はみんな外を見ながら「oh, yeah, it is windy.」(あ、そうだね、風強いね)で、すぐに他の話題に移りました。

 

 

この時に、自分は「あ、伝わらなかった。ちゃんと窓閉めてって言えばよかった」と思いました。

 

 

自分は「窓閉めようか?」と聞いてくれることを期待して「風強くない?」と言ったのですが、誰も気づいてくれませんでした。
これは自分がハイコンテクスト文化のコミュニケーション方法を使用し、相手が、ローコンテクスト文化であったから、起こったことです。

 

 

この一件以外にもデンマーク留学中には多くのことで、自分がハイコンテクストなコミュニケーションをしていたため、なかなか相手に伝わらないことが多かったです。
そして、逆に相手からのコミュニケーションが、直接的すぎて、かつ細かいので、「そこまで言わなくてわかるよ、、、」という風に感じていました。

 

 

これは、この「ハイコンテクスト文化」と「ローコンテクスト文化」という違いのせいだったんだなと、納得しています。

 

 

仕事で気をつけていること

 

さて、このコンテクストの違いによるコミュニケーション方法の違いで、結構ミスコミュニケーションが起こりがちです。

 

 

上記で説明した例であれば、特に大きな問題にはなりませんが、仕事では1つのミスコミュニケーションが大きな問題になったりします。

 

 

実際に英語を使い、海外の人を相手にしていると、多くのミスコミュニケーションが起こります。
自分としては伝えたはずのことが伝わっていない。
相手から事細かな指示が来て、相手は自分のことを信頼していないのかと感じてしまう。
などです。

 

 

幸いにも自分は一番コンテクストの高い日本人であるので、下記のようにしてミスコミュニケーションを防いでいます。

 

 

①極力事細かに説明する。
言わなくても伝わるよね、と思ってコミュニケーションを取るのではなく、念のためわかっているかもしれないけど、言っておこうというスタンスでいます。

 

 

②丁寧に説明してくれている。
あまりに細かく指示やリクエストが自分に飛んでくると、「そこまで言わなくてもわかるよ。」と思ってしまうのですが、その時は「この人は丁寧に説明してくれているんだ。」と考えるようにしています。

 

 

少し面倒ですが、こういうスタンスでいると、ミスコミュニケーションが起きづらいと感じています。
つまり、ハイコンテクストな自分が相手のローコンテクストに合わせたコミュニケーションを取るということです。

 

 

皆さんも海外の人とコミュニケーションを取るときは、この「ハイコンテクスト」と「ローコンテクスト」を意識してコミュニケーションをとって見てはいかがでしょうか?

 

 

ではでは

 

 

オスギ

2 件のコメント

  • 最近気になってることが、このブログで解明されていて、わたしの中で超しっくりきてます👀

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