【マタイ効果】持っている人は更に与えられ、持っていない人は持っているものまで取り上げられる

どうもアラサー男子オスギです。
久しぶりの更新ですね。
生活が不規則になっていて、十分にブログを書く時間はあったのですが頭の整理がついていなかったりしていたので、少しお休みしていました。
また、これから書いていこうと思います。

 

今日は聖書に書かれている一節が科学社会学の一つの考えに繋がったことについて。
その名前は「マタイ効果」
マタイによる福音書第13章に書かれている
「おおよそ、持っている人は与えられて、いよいよ豊かになるが、持っていない人は、持っているものまでも取り上げられるであろう。」
という一節についてです。

 

 

マタイ効果について

 

「マタイ効果」とはアメリカの社会学者ロバート・キング・マートンが名付けたメカニズムです。
簡単にいうと、上記で記述した
「おおよそ、持っている人は与えられて、いよいよ豊かになるが、持っていない人は、持っているものまでも取り上げられるであろう。」
ということが、科学的に証明されているメカニズムであるということです。
これが聖書のマタイによる福音書に書かれているので、「マタイ効果」と名付けられているわけです。

 

 

具体的な事例で見ていくと、わかりやすいので2つ事例をあげたいと思います。

 

 

1.野球チームにおいて

子供の野球チームで、人数が多いと、レギュラーメンバーに入れる選手と入れない選手に分かれます。
その差は野球が上手いか・下手か、チームを勝利に導ける能力があるのか・ないのか、になります。
そして野球が上手い・勝利に導ける能力があると判断されると、レギュラーメンバーに入り、その先、試合に出ることができます。
更にそのトーナメント試合の場合、勝つことができれば、更に強いチームと対戦することができます。
そのような試合の中で、日々の練習だけでは得られない経験をしていき、野球の技術の向上に繋がっていきます。

 

つまり、そのチームの中で野球の上手い人は機会が与えられ、そこから更に自分の能力を伸ばすことに繋がる可能性の高い経験ができる。
一方で、そのチームの中で野球が上手くないと判断されると、試合に参加することができず、日々の練習という経験しかできず、能力を高めずらい。参考記事:【機会損失】実行した人と実行しなかった人の差。機会損失の観点から見てみる

 

2.ノーベル賞を取ると

ノーベル賞を取ると、その研究機関が研究資金を集めるのが簡単になります。
つまり、実績を出した研究室は、資金面で更に様々な研究をすることが簡単になっていきます。
そうすることでまた新たな研究成果を出せる可能性が高まってきます。
一方で、無名の研究室は研究資金も限られており、その中でなかなか最新の機器や機材を用いた研究は行いにくくなり、先進的な研究結果を出せる可能性は低くなってしまいます。

 

つまり実績を出すことで、様々な援助を受けることができ、それが今後の研究活動に有益に働いていく。
しかし、実績を出せないと、十分な援助を受けられず、研究結果も出せず、援助を受けられているところと比べて、どんどん差が広がっていってしまう。

 

 

まとめると、マタイの福音書に書かれている
「おおよそ、持っている人は与えられて、いよいよ豊かになるが、持っていない人は、持っているものまでも取り上げられるであろう。」
になります。

 

 

マタイ効果を実生活に当てはめると

 

この「マタイ効果」から学びを得るとすると、個人の行動の場合、自分がどこかの組織に属する際に自分のレベルが周りよりも上位にくる組織に入るべきということです。
つまり、自分がその組織の中で、なるべく上位に位置できる組織に入るということです。
無理に背伸びをして、自分のレベルで、ギリギリ入れるような組織には入らないということです。
そうすれば、機会を与えられ、そこから更に自分の能力を育てていくことができるからです。

 

そして、もう一つあります。
このマタイ効果を見ていくと、教育現場では、より「費用対効果」の高い教育をしていくという傾向があります。
これは教育にかけられる人的資源や経済的資源が限られているからです。
出来が良い学生と、悪い学生がいた際に、出来の良い学生のみに留学や他校との交流、上級クラスへの配置換えを行います。
これでは物事の飲み込みの早く、はじめに成果を出した学生が有利で、どんどん有利になっていきます。
しかし、必ずしも良い人材に育っていくかはわかりません。
選ばれなかった出来の悪い学生でも、時間をかけると大化けするような人材になる可能性もあります。
つまり「費用対効果」の高い教育をしていくと、芽を摘んでしまうことが起こり得るということです。
難しいところではありますが、教育については「費用対効果」の高いものが、必ずしも正解とならないということです。

 

 

個人でできる範囲は限られますが、あまりに背伸びして、自分の能力以上の組織に入るよりは、自分のパフォーマンスが高いと評価される組織に入った方が良いということです。

 

ではでは

 

オスギ

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